ChromeでもJS簡易エディタが動くように

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 こんばんは。ppBlogでの記事作成は、テキストエリアに、タグ入力支援ツールバーの助けをかりて、(ベタに)ぐいぐい書いていくやつです。以前、IEとFirefoxがサポートしていたWYSIWYGG(contentEditable/designMode)モードを採り入れようと思いましたが、IEの生成するHTMLソースがひどくて諦めたことを、どこかに書いたと思います。今は、Safariもそれをサポートしているようですが、まぁ現状の、テキストエリア方式でいいんじゃないかなと思っています。その場でプレビュー機能も付いてますし。

 で、このタグ入力支援の機能が、グーグルのChromeでうまく動かないなと前々から認識はしていたんですが、今回調べてみました。IEとの切り分けに、

if(document.getSelection){ // Firefox などIE以外のブラウザ

としていたのが駄目だったようです。Chromeはこれを無視していたようで。なので、この部分はwindow.getSelection()を使えばOKでした。でも、今や、IE以外のブラウザはみんな同じ仕様に沿ってるようですし(2-3年前はOperaが遅れていた)、IEとそれ以外という大まかな切り分けで行けば良さそうです。なので、よくある、テキストエリアのマウスカーソルのある位置に文字列を挿入するというスクリプトは以下のような感じで行けるかなと思います。ここでは汎用性のあるサンプルを載せます。ppBlog用のlib.jsには、これを若干modifyして載せます。

/* テキストエリアでカーソルで指定したポイントあるいは文字列に新たな文字列を挿入するスクリプト */

var Caret = {
 getArea : function(){ return document.getElementById("ta");}, // ID名ta(適当)というテキストエリアを用意
 selection : '', // ここに選択したテキストを収納する
 get : function(){ // テキスト選択メソッド
  var area = Caret.getArea();
  /*@cc_on@*/
  /*@if(1)
  if(!document.selection.createRange()) area.focus();
  Caret.range =  document.selection.createRange().duplicate();
  return Caret.selection = Caret.range.text;
  @else@*/
  return Caret.selection = area.value.substring(area.selectionStart, area.selectionEnd);
  /*@end@*/
 },
 set : function(string){ // 選択テキストを指定文字列に置換する
  var area = Caret.getArea();
  /*@if(1)
   if(Caret.selection.length > 0){
    Caret.range.text = string;
    Caret.range.select();
   } else {
    area.focus();
    Caret.range = document.selection.createRange().duplicate();
    Caret.range.text = string;
   }
  @else@*/
  if(Caret.selection.length >= 0 && area.selectionStart >= 0){
    var s = area.selectionStart, scrollTop = area.scrollTop;
    area.value = area.value.slice(0, s) + area.value.slice(s).replace(Caret.selection, string);
    area.setSelectionRange(eval(s + string.length), eval(s + string.length));
    area.scrollTop = scrollTop; // Firefoxでカーソルがトップに戻らないための処理
    area.focus();
  } else area.value += string;
  /*@end@*/
 }
}

 IEだけが違うと分かっているので、条件コンパイルを使って、動作の切り分けをしています。Firefox系で、指定位置に文字列を挿入した後、フォーカスが、テキストエリアのトップに戻ってしまうのを防ぐ処理を入れています。これはFirefox1.5で見られて、今はどうかなぁと思ったら相変わらずでした(--)

 →参考リンク「 Firefoxでテキストエリア内のマウスカーソルが最初に戻ってしまう件Link

 一応、簡単なデモページを挙げておきます。

  →上のスクリプトを使った、簡易JavaScriptエディタ。http://p2b.jp/demo/jseditor.htmlLink

 このデモにあるHTMLビューは悪くないなぁ。

— posted by martin at 10:00 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

 

Twitterのリンク先を変更

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 昨日かおととい、ブログのエントリーをTwitterに投稿できるTwitThisLink というTwitterのサービスを知ったんで、それをソーシャルブックマークのアイコンリンクに追加したんですが、これって投稿しようとするとIDとパスワードを求められて、ログイン後、タブを閉じるとセッションが切れるのか、毎回入力画面が出てきます。なので今いちスムーズさに欠けるなぁと思っていたら、普通にTwitterに投稿できる記法があることをついさっき知ったので。
http://twitter.com/home?status=Reading:(エンコードされた文字列)

で直接投稿できるみたいです(ログイン状態を保持していれば)。なので、これに変えました。投稿時のスクリーンショットを挙げときます。キャプチャのために開いただけなので、エントリーがダブってるように見えますが。

twitter
こんな感じで、気楽に投稿できます。

 後、facebookLink へのエントリーアイコンも追加してます。こちらフランスのラボでは、多くの人がfacebookを使っていて、自分もその流れにのってアカウントを取得しました。NYやコロンビアに帰った同僚もみんなやってて、元気にしてる様子とか分かるし、便利な時代ですね。うちのボスもよく更新してます。さすがに世界最大の写真共有サイトだけのことはあるなぁと。日本ではどうなんでしょうか。

— posted by martin at 06:36 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

正規表現の挙動がブラウザ間で異なる件

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 ヘッドラインモードでの表示周りを整備していて、記事ごとのスタイルシート指定が効いていなかったので、効くようにスクリプトを書き換えましたが、正規表現周りの挙動がブラウザ間で異なっていて、ちょっとはまったのでメモ。簡単な例を示します。
<script type="text/javascript">
function doRex(){
 var example = "J'adore Firefox!"; // I like Firefox!
 var RE = /Fire/g;
 var result = RE.exec(example); 
 if(result) alert("マッチ: " + result + "¥nlastIndex: " + RE.lastIndex);
       else alert("マッチしません!:" + "¥nlastIndex: " + RE.lastIndex);
}
</script>
<button onclick="doRex();"> 実 行 1 </button>

 上のdoRex()関数を実行すると、最初ボタンを押したときはちゃんとマッチしますが、2回目にボタンを押したときの結果がブラウザで異なります。Firefox3.0.7, Chrome1.0, Opera9.64では、「マッチしない」、IE6-8とSafari4 public betaでは、マッチして1回目と同じ結果です。なぜ、こういうことになるかというと、lastIndex絡みです。1回目の実行に対して、lastIndexの値が保持されているからです。2回目の実行で、マッチしないとなると、RE.lastIndexはまた0に戻るので、3回目の結果は初回と同じく「マッチ」です。

 でも、疑問なのが、doRex()という関数の中で定義したローカルな変数だから、doRex()を実行する度に、lastIndexの値はリセットされるのが正しい気もするんだけどなぁ。doRex()の中ではなく、グローバルな空間で同様のことをやれば、SafariもIEも2回目は「マッチしない」となり、これは納得できる挙動なんですが。

 では、このブラウザ間の差異をなくすにはどうするか?ひとつは、RE.exec(example) した後に、
RE.lastIndex = 0; // 値をリセット
という記述を加えて、明示的にlastIndexを元に戻す方法。もうひとつは、new演算子を使う方法です。これなら、どのブラウザでも同じ挙動、何度ボタンを押しても、「マッチ」となります。new RegExp("foo", "g")/foo/g って同じと思っていたんだけど。
<script type="text/javascript">
function doRex2(){
 var example = "J'adore Firefox!"; // I like Firefox!
 var RE2 = new RegExp("Fire", "g"); // new演算子を使用する
 var result2 = RE2.exec(example);
 if(result2) alert("マッチ: " + result2 + "¥nlastIndex: " + RE2.lastIndex);
       else alert("マッチしません!:" + "¥nlastIndex: " + RE2.lastIndex);
}
</script>
<button onclick="doRex2();"> 実 行 2 </button>

 上のコードであれば、ブラウザ間の差異がない。

 でも、Safari/IE と Firefox/Chrome/Opera、どっちが正しい挙動なんだろうな。今イチ、すっきりしないです。


— posted by martin at 08:58 am   commentComment [4]  pingTrackBack [0]

ソーシャルブックマークあたりをいじってる

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 おはようございます。ソーシャルブックマーク(以下SBM)周りの整備中です。ppBlogでは、はなてやdelicious、Yahooなど主要なSBMへの追加リンクを採り入れたりしてますが、実際のところ、パフォーマンスに問題があって、あまり気軽に使えるものではなかったというのが実情でした。なので、アルゴリズムを見直したり、ちょこちょこ変更を加えながらやってます。

 現時点で、これに落ち着こうかなと思っているのは、実際にこのサイトで動いているやつですが、複数記事表示の時は、各SBMへのリンクアイコンをその場で(Ajax経由)で生成するようにして、単独記事モードの際に、従来のように最初からアイコンを並べるやり方にしようかなと。

 後、登録されたブックマーク数の更新タイミングは、基本的に単独記事モードの時に作動するようにして、複数記事モードの際はキャッシュから読み込む方式で。

 複数記事モードのときには、SBMへのアイコンが表示されていて、マウスオーバーで(実際にはonmousemove)、各種SBMサービスへのアイコンがポップ表示されます。初回だけAjaxで読み込むので、ちょっとタイムラグがあり、後は生成されたレイヤーを表示するので、これは瞬時です。mousemoveで監視していると、ユーザーが意図しないonmousemoveでAjax呼び込みが起動する場合もあるでしょうから、mousemoveの移動量がある閾値に達してから、動作するようにしています。まぁマウスクリックでも良いかなぁとは思いますが。

 後は、SBMにTwitThisLink へのエントリーも入れてみました。ちょうど1年ほど前に、動作確認のために、Twitterのアカウントを取得したけれど、まるで活用していなかったんで、こういうお気軽エントリーが出来ると良いかなとは思います。

— posted by martin at 03:03 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

写真をお洒落に見せるスクリプトの更新

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 こんにちは。まだまだ寒い日が続きますね。さて、ppBlogには、以下のような感じで、普通のアップした写真をちょいとお洒落に演出するスクリプトが付いてますが、IE8でエラーが出ていたりしたんで、更新しました。

FrangipaniFlowers
写真風のサンプル。
TocoToucan
切手風サンプル。これらの傾き角度は自由に指定できます。

 IE8のdocument.querySelectorAllの実装に始まり、Safariもサポート、Firefoxは3.1でサポートするでしょうし、この手の用途には、staticなnodeListでこと足りるので、photo-effectをいうクラス名を付けたIMG要素の検索には、document.querySelectorAllを第一に試すようにしてます。

 始めは、よくやるように、

var nodes = Array.prototype.slice.call(element.querySelectorAll("img.photo-effect"));

 としたのですが、何故かIE8では、JSオブジェクトがないと怒られて折角のquerySelectorAllが使えません。なので仕方なしに次のようにしました。

var nodes, items = element.querySelectorAll("img.photo-effect"), index = items.length;
while(index) nodes[--index] = items[index]; /* 地道に */

 IE8でも、Array.prototype.slice.call(arguments) は問題なく作動するのに。。きっと、正式版前のバグなんだろうけど。

 てな訳で、最新版を添付しておきます。ついでに言っておくと、このスクリプトは単体で動作します。ただし、2種類の写真フレームの画像も用意して適切にパスを書かないといけませんが。デフォルトでは、Imagesディレクトリにあるphotoframe.pngLinkstampframe.pngLink の2つです。

添付ファイル: photoeffect.jsattachedIcon 

— posted by martin at 09:31 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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