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現時点でのlib.jsほか動画ファイル関連

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 Opera9でのAjax関連のスクリプト動作がちょいと怪しいので、一応Opera9でも何とか動くようにlib.jsを修正してみました。以前から、OperaのinnerHTMLの挙動は不審な点があるんですよね。バージョン9になっても、それほど改善はされていないのかなぁ。自分のところにくるOpera使いは3パーセント台で決して多くはないのですが、モダンなブラウザであることに変わりはなく無視するわけにもいきませんので。

 あと、バージョンアップに際して、動画ファイルの扱いを見落としていました。バージョン1.5からは、今後のポッドキャストや音楽ファイルの配布なんかを見据えて、これまでの動画ファイルは画像ファイルと切り離して、画像ファイルと、その他のメディアファイルという扱いにしています。それに伴い動画ファイルのログ形式もちょっと変えたのでした。これは、スクリプトの方で、1.4系もカバーするようにします。ついでといっては何ですが、メディア関連の画像が抜けていたり、ほかに、メディア関連の出力タグに、これまでスタイルシートのクラス名を指定していなかったので、これもクラス名を設けました(class="media-part")ので、添付しておきますね。

 現状では、画像データベースは備えていますが、メディアデータベースはまだです。まぁ、これは画像データベースの流用で、ある程度簡単に実装できると思いますが、動画・音声系は、もうちょっと機が熟してからでよいかなと思っています。バージョン1.5.5ぐらいで? 個人的には、ポッドキャストを勉強して、それをある程度扱えるようになったらと思っています。外枠を捉えるのはそう難しいものではないでしょう。実際のコンテンツ作成は別として。

 というわけで、1.4系の動画ファイルを考慮した、そして、今後のメディア関連の扱いもある程度意識したutils.phpとutils_admin.phpを添付しておきます。その他、メディアアイコンと最新版のlib.jsを添付しておきます。

添付ファイル: 1153060946_DIFF060717.zipattachedIcon 

 


— posted by martin at 12:32 am   commentComment [15]  pingTrackBack [2]

今日あたり・・・

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 こんばんは。プレッシャーもあって、ひっそりとppBlog1.5.0正式版をアップしていたんですが、いくつか修正点があって、それらのフィックスを合間合間にやってましたが、大体片が付いたので、今日あたりに1.5.1として、正式版をきちんとしたアナウンスのもとにリリースしようと思います。何だか読みにくい日本語になってしま(略)。

 これまで、記事作成画面では、「ワープロモード」と「ローカルプレビュー」が付いていたんですが、ワープロモードはAjaxを利用した「自動ポスト機能」にとって替わりまして、また「ローカルプレビュー」は、従来のものは、ほんとおまけ程度の貧弱なものだったんですが、今回のバージョンからは、デフォルトのテーマをほぼ忠実に再現します。まだ、完璧に再現する訳ではないのですが、ウェブ上での見た目と殆ど変わらないレベルだと思うので、皆さん、活用されて下さい。

 余談ですが、IEに関して、自分はIE7b3を試用中でして、IE6の数あるスタイルシート(CSS)関連のバグはほとんど修正されています。で、IEの動作確認は、ついついこのIE7で済ませてて、まぁOKかなって思っていたら、ご指摘があって、Ajax関連の新しいギミックが、CSSと相まって、IE6ではありえない動作をしたりするんですよね。何じゃ、このIEイィィィィィィ、と思わずDIOになりそうなのをこらえて、何とかIE6にも対応させました。それにしてもIE6のシェアって、このブログの来訪者で見ても6割超なんですよね。。無視できません(--) 
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sleipnirやlunascapeもIE6エンジンですからねぇ。

— posted by martin at 03:02 am   commentComment [1]  pingTrackBack [1]

window.onloadの代替スクリプト

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Updated Entry: http://p2b.jp/200805-events-orderLink

 今日は七夕Wですね。小学生の頃は、学校総出で「♪笹の葉さーらさら〜」ってやって、七夕伝説に思いを馳せたものですが。いつになってもガキの頃の心を忘れない大人でいたいものです。

 さて、Ajaxの隆盛によって、その根幹であるJavaScriptはブログに欠かせないものとなっています。ppBlogも例外ではなく、至るところで活躍してます。一般にブログの(トップ)ページは、色々な情報を詰め込んでいるために、ファイルサイズは大きくなる傾向にあり、また、画像も至るところで使われるために、読み込むべきコンテンツサイズは更に大きくなります。ブロードバンドが当たり前の今日でもページの表示にちょっと待たされるのは珍しいことではありません。で、JavaScriptは(画像も含めた)ページの内容物が全部読み込まれた後に作動させるのが一般的です。なので、もし、画像の読み込みに時間がかかったりすると、JavaScriptがうまく動かずに、狙い通りの効果が得られなかったり、スクリプトエラーが出たりします。こういうのはたいてい、window.onloadやBODYタグでのonloadイベントで制御しているんですが、JavaScript使いなら、画像の読み込みを待たずに、ページの構成要素(DOMエレメント)がパース(読み込まれて解釈)された時点でプログラムを走らせたいと思うものです。

 その解決法として、JavaScriptマスターのDean EdwardsLink 氏が、window.onload問題を解決した!Link と言ったのが昨年の9月頃で、このブログでも言及したLink ことがあります。彼のやり方は、Mozilla系ブラウザの隠し要素DOMContentLoadedを利用したもので、IEはこれに対応していないので、IEだけは、外部jsスクリプトを用意しないといけませんでした。その不完全さが好きになれなかったので、ppBlogではこれとは違うアプローチ(setTimeoutを利用するやり方)を取ってたんですが、このsetTimeoutがらみの手法は、PCの性能などにも大きく左右されるし、どうも不安定さがあるんですよね。角丸コーナースクリプトが上手く作動しなかったり。

 そんな折、先月にこれでほぼ100%解決と思われるやり方がEdwardsを含めたJavaScriptマスターたちによって「発見」されました。→http://dean.edwards.name/weblog/2006/06/again/Link

 この新しい方法では、IEでも外部スクリプトを別に用意する必要がなく、またSafariなどでも問題なく動くものです。いやぁ、みんな頭良いよなぁ。自分でも個人的に、IE向けにはdocument.readyStateを利用した方法を試したりしたんですが、IEの返すdocument.readyStateが、またいい加減なシロモノでしてあえなく挫折。しかも、DOMContentLoadedに関しては、Operaの最新バージョンであるOpera9でサポートされたりしたんで、自分もこの潮流に乗っかることにしました。そのうちSafariでもDOMContentLoadedはサポートされそうな予感。そういえば、Opera9では、とうとうdocument.designModeがサポートLink されましたね。以前、document.designModeGを利用して、ppBlog組み込みの本格的なエディターを作ろうとしたことがあったのですが、IEの吐き出すHTMLソースがあまりに後進的だったので放置したままになっていますねぇ。IE7βでどうかはまだ試していないです(期待してないけど)。

 少し逸れましたが、とにかくppBlogでもwindow.onloadに替わる新しいやり方を実装してみました。詳しい話はエドワーズのブロッグを読んでいただくとして、ppBlogでは現時点で、次のような感じにまとめています。

DOM = { /* window.onload alternative */
 complete : function(){
  if(arguments.callee.done) return;
  arguments.callee.done = true;
  if(typeof _timer != 'undefined'){
   clearInterval(_timer);
   _timer = null;
  }
  DOM.onload();
 },
 check : function(){
  if(d.addEventListener){ // Mozilla/Opera9向け
   d.addEventListener("DOMContentLoaded", DOM.complete, false);
  }
  if(navigator.userAgent.match(/webkit|safari|khtml/i)){// Safari向け
   var _timer = setInterval(function(){
    if(d.readyState.match(/loaded|complete/)){
     DOM.complete();
    }
   }, 50);
  }
   /*@cc_on @*/
   /*@if (@_win32)// IE向け
    d.write('<script id="_decoy_" defer src="javascript:void 0"><¥/script>');
    d.getElementById("_decoy_").onreadystatechange = function(){
     if(this.readyState=='complete'){
      DOM.complete();
     }
    };
   /*@end @*/
  addEvent(window, "load", DOM.complete);//その他
 },
 onload : function(){}
}

 ポイントは、DOMContentLoadedをサポートしているならそれを使い、Safari系ではdocument.readyStateを利用し(IEと違って信用できる値を返すようである)、IEではスクリプト属性のdeferを利用することです。このdeferは文字通り、(外部読み込み)スクリプトの実行を遅延させる属性でIEのみがサポートしています。このdeferは、document.readyStateよりずっと堅実です。ついでに言うと、ここで使われているdefer指定の外部スクリプト指定は、もはや単なる「飾り」になっています(それがIE7正式版でどういう扱いになるか一抹の不安が残りますが)。詳しくは、このトリッキーな手法を発見したMatthias MillerLink 氏のブログ(エントリーLink )をどうぞ。

 ちょっと話題がずれますが、IE7βは先日ベータの最新版かつベータ最終版が出ましたね。それに少し関連したErik氏の面白いエントリーがあったので紹介しておきます(まぁ、期待外れ感が漂う、ちょっとしたジョークなんでしょう)。

 →IE 7 DOM and JS ChangelogLink

 Erik氏は、昨日のエントリーにも出てきたWebFXの主宰者の一人で、彼もまたJavaScriptマスターです。このエントリーは時期的にIE7ベータ1-2についてのものかな。思わず笑ってしまいました

 


— posted by martin at 04:40 am   commentComment [0]  pingTrackBack [3]

Firefoxでのwindow.event

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 ワールドカップの準決勝ポルトガル-フランスのせいで寝むれないmartinです。

以前のエントリで「Firefoxでの擬似window.eventLink 」として、

function windowEvent(){
 if(window.event) return window.event;
 var caller = arguments.callee.caller;
 while(caller){
  var ob = caller.arguments[0];
  if(ob && ob.constructor == MouseEvent) return ob;
  caller = caller.caller;
 }
 return null;
}

というのを載せていましたが、どうせなら、Firefox(および、その他のモダンなブラウザ)にも、window.eventを認識させたいです。window.eventは使い勝手が良いので。で、このwindow.eventを簡単に認識させる方法があったので、今はこれを使っています。もともとのソースは、JavaScript使いなら誰でも知っている、昔からの有名サイトWebFXLink 内にある「Classic Event Handlers - IE EmuLink 」で紹介してあった方法です。リンク先を見れば分かりますが、これ以上ないくらいシンプルでスマートなやり方ですねぇ。最初は、__defineGetter__あたりを使ってエミュレートしようとしていたのですが。いやはや。

 js/lib.jsでは、次のようにしています。

if(w3c){ // IE以外のモダンなブラウザなら.
 (function(){
  for (var property in Event.prototype){
   if(property.match(/MOUSE|CLICK/)){
    window.addEventListener(property.toLowerCase(), function(e){
     window.event = e;
    }, true);
   }
  }
 }());
};

 イベントリスナーに逐一マウスイベントを列挙して登録しても良いのですが、Eventオブジェクトにある組み込み定数を利用してみました。マウスイベントを列挙するなら、次のような感じになると思います。

if(w3c){ // IE以外のモダンなブラウザなら.
 (function(){
  var events = ["mousedown", "mouseover", "mouseout", "mousemove",
                "mousedrag", "click", "dblclick"];  
  for (var i = 0; i < events.length; i++){
   window.addEventListener(events[i], function(e){
    window.event = e;
   }, true);
  }
 }());
};

 まぁ、こちらの方が記述も短めでオーソドックスなやり方ですが、イベントを列挙するのがメンドかったので、別のアプローチを取ってみました。お好きな方でよいと思います。

 こうすると何が嬉しいかって、例えば、次のようなスクリプトにおいて、

document.onclick = function(e){
 alert("Event X:"+e.clientX + ", Event Y:"+e.clientY);
}

この引数のeは、Mozilla系のブラウザでは必須のもので省略は出来ません。こういうシンプルな例ならいいのですが、引数がいくつかあるような関数で、いちいちこのeを付けて回るのはメンドいものです。こういうときに、上記のエミュレーションを用いれば、

document.onclick = function(){ //eが不要
 alert("Event X:"+event.clientX+", Event Y:"+event.clientY);
}

みたいに書けるわけです

   


— posted by martin at 05:34 am   commentComment [1]  pingTrackBack [1]

 

リスト表示ならAjaxで読み込み

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 リスト表示のときは、Ajax経由で記事を読み込んで表示させるという感じにしてみました。細かいところの詰めなどあると思いますが、雰囲気は味わえると思います。やっぱり、Ajaxを使うと記事のデータだけをダウンロードするので、ページ全体を読み込むのに比べて表示が速いですね。

 このギミックについて何かアイデアなり、希望などがあればコメントお願いします。

 


— posted by martin at 02:36 am   commentComment [19]  pingTrackBack [0]

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